静電気防止(帯電防止)ポリ袋
「静電気防止(帯電防止)ポリ袋・シート」と、一言でいっても添加剤・原料によってその効果も価格もさまざまです。
弊社では、内容物・用途に応じて最適な仕様をご提案させて頂きます。
ポリ袋の場合、静電気防止(帯電防止)効果は表面固有抵抗値で表します。
この抵抗値が小さいほど電気を通しやすいことを表し、放電等により帯電を減少させます。
静電気防止対策をおこなっていないポリエチレンフィルムの場合、表面固有抵抗値【1016~1018Ω】程度です。※
※湿度により若干変化します。
1.一般静電気防止ポリ袋(帯電防止ポリ袋) 表面固有抵抗値【1014~1016Ω】
※湿度により効果は若干変化します。
特徴
界面活性剤のブリードアウトにより、静電気防止(帯電防止)の効果を発揮します。
安価で汎用性の高い静電気防止袋です。
用途
静電気によるフィルム同士のくっつきを防止します。また、ほこり等の吸い寄せ防止や付着防止目的として
使用される場合もあります。
「自動包装用フィルム」等。
2.特殊静電気防止ポリ袋(特殊帯電防止ポリ袋)表面固有抵抗値【1010~1013Ω】
※湿度により効果は若干変化します。
特徴
界面活性剤のブリードアウトにより、静電気防止(帯電防止)の効果を発揮します。
安価で汎用性の高い静電気防止袋ですが、フィルムに若干のべたつき感があります。
用途
本表面固有抵抗値を静電気による社内防爆基準として設定している企業様が多いです。
「化学薬品・塗料の内装」「電子部品・半導体部品・液晶モジュール・パネル等の包装」「プリント基板」等。
3.永久静電気防止袋(特殊帯電防止袋)表面固有抵抗値【1010~1012Ω】
特徴
樹脂自体に静電気防止効果があり、半永久的に効果が持続します。
また、湿度の影響を受けないため効果が安定しており、ブリードアウトによる内容物への影響もありません。
用途
「化学薬品・塗料の内袋」「電子部品・半導体部品・液晶モジュール・パネル等の包装」「プリント基板」等。
4.導電袋 表面固有抵抗値【105Ω以下】
特徴
樹脂にカーボンブラック(炭素)を練りこむことで、導電性をもたせた黒い袋です。
静電気防止にはもっとも優れており、湿度の影響を受けず半永久的に効果が持続します。
用途
「電子部品・半導体部品等の包装」「プリント基板」等。